2023年(令和5年) 宅地建物取引士試験のスケジュール/申込から合格後まで

2023年(令和5年)の宅地建物取引士試験に挑戦しようと考えているなら、まずはスケジュールを押さえておきましょう。

この記事では、試験の申込から合格後までのスケジュールや受験方法、願書の書き方など、試験に関する情報を分かりやすく解説しています。

会場の選び方や合格に向けた勉強方法など、合格への可能性を高めるためのアドバイスも満載なので宅建試験に挑戦する方は、ぜひ参考にしてみてください。

タップできる目次

試験日程

2023年宅地建物試験正式スケジュール予定が発表されました。(4月5日現在)

ただし宅地建物取引士試験はコロナ禍などで例外はあったものの、毎年ほぼ同日程で行われているので推測は可能です。

正式な日程は6月2日(予定)に官報公告が行われ確定されます。

(正式なスケジュールは一般財団法人 不動産適正取引推進機構のホームページにて発表される予定)

宅地建物取引士試験日程
登録講習受講

宅地建物取引業に従事している方(従業者証明書を持っている人)は登録講習を受講できます。

登録講習修了者は50問中5問を免除されるので、受講できる人は申し込みましょう。

受講申し込みは余裕をもってできる3月中がベストです。最終の講習は7月初旬で受験申込にギリギリです。

宅地建物取引士試験日程
6月初旬:官報にて宅建試験の公告

宅建業法に基づく「実施公告」は6月の第1金曜日に官報に掲載されます。

こちらで日程が確定されるので忘れずにチェックしておきましょう。

宅地建物取引士試験日程
7月:受験申込
インターネット/2023年7月3日(月)〜7月19日(水)21時59分まで
郵送/2023年7月3日(月)〜7月31日(月)(当日消印有効)

試験案内配布期間 2023年7月3日(月)から7月31日(月)まで

配布箇所は公式HP参照

郵送は簡易書留のみ

受講料は8,200円です。

宅地建物取引士試験日程
8月下旬:試験会場通知(はがき)

試験会場の通知はがきが登録住所に送られてきます。

8月25日までに試験会場が記載されたハガキが発送されます。

宿泊の必要が有る場合やなじみの無い場所であればあらかじめ会場までの経路を確認しておきましょう。

宅地建物取引士試験日程
9月下旬:受験票郵送

受験票もはがきで郵送されます。

こちらには受験番号が記載され当日の試験では机の上に掲示する必要が有るものなので大事に保管して下さい。

宅地建物取引士試験日程
試験日

2023年10月15日(日)13:00〜15:00(5問免除受講者は13:10~15:00まで)

試験日は10月の第3日曜日

宅地建物取引士試験日程
合格発表

2023年11月21日(火) 合格発表は、試験日の26日(土日祝日を除く)後と決まっています。

ホームページに、合格者受験番号、合否判定基準、試験問題の正解番号を掲示されます。

合格者には機構から「簡易書留郵便」で合格証書等を発送

宅地建物取引士試験日程
実務登録講習

宅建士の登録には2年以上の実務が必要ですが、なければ登録講習を受講すれば登録できます。

宅地建物取引士試験日程
宅建士の登録

必要書類をそろえて申込から宅地建物取引士免許の交付までに1か月ほどの期間が必要です。

実務経験2年以上ありで書類作成がスムーズな場合でも年明けの交付が最短となります。

登録講習を受ける場合は1か月ほどテキストでの学習が必要なので最短で2月初旬です。

登録は試験地の都道府県知事に申請することとなります。

受験申し込み期間と方法

受験の申込期間はインターネットと郵送では違ってきます。

インターネット

20237月3日(月)9時30分から7月19日(水)21時59分までが申込期間です。(予定)

郵送

2023年7月3日(月)から7月31日(月)まで(当日消印有効)が申込期間です。

郵送の場合は簡易書留になるので郵便局に出向く必要が有ります。

期間は長いのですが慌てないように早めに準備しておきましょう。

また、5問免除を受ける場合は講習の受講証を送る必要が有るため郵送一択となります。

試験日程と時間割

2023年10月15日(日)13:00〜15:00(5問免除受講者は13:10~15:00まで)

5問免除受講者と一般受講者は別の教室で行います。

4肢択一式のマークシート式で計50問で1問1点となります。

記述式の問題はありません。

合格発表日程と方法

当日インターネットに合格発表されます。

他には合格者には郵送で合格証が送られてきます。こちらは発表日に郵送されるので翌日以降の到着となります。

私が受け取ったのは2日後でした。

試験について知っておくべきこと

試験内容と出題傾向

宅建試験の出題科目は大きく4つです。

権利関係(民法)14問

不動産にかかわる取引で必須になってくる知識です。

民法の基礎のほか、借地借家法、不動産登記法、区分所有法も範囲となります。

深堀すれば勉強時間が溶けていくほど沼りやすいので暗記に頼ることは厳禁です。

基本の常識を覚えて応用させることが出来るようにしましょう。

法令上の制限(建築基準法など)8問

出題数も多くない上に専門範囲が広いのが特徴です。逆に建築関連の業種に携わったことがあれば苦手意識も少なく有利になります。

建築基準法、国土計画利用法、都市計画法、土地区画整理法、農地法、宅地造成等規制法から出題されますが出題傾向やポイントは似通っているので過去問対策が有効です。

宅建業法20問

宅建業法は出題数も多く一番得点が取りやすい分野です。

不動産取引では弱者となる買主・借主を保護する目的で定められた「宅地建物取引業法」からの出題で基礎的な項目が多い。

クーリングオフや重要事項の説明など不動産取引上の基本的な問題が多いので実務でも役この分野に力を入れて勉強しましょう。

税・その他8問

不動産関係の税、固定資産税や登録免許税が出題範囲です。

その他というのは鑑定評価基準、土地建物などから出題されます。

合格基準と合格率の傾向

宅建試験は相対試験で受験者全体の15%~17%が合格者となるように設定されています。

凡そでの中間値は合格点35点前後、約70%以上が合格。

近年では合格基準点の上昇があり、31点で合格は無いと考えたほうが良いでしょう。直近の令和4年戸は36点で合格率は17%でした。

過去10年間の合格率推移

年度受験者数合格者数合格率合格点
令和4年度226,048人38,525人17.0%36点
令和3年度(12月)24,965人3,892人15.6%34点
令和3年度(10月)209,749人37,579人17.9%34点
令和2年度(12月)35,261人4,610人13.1%36点
令和2年度(10月)168,989人29,728人17.6%38点
令和元年度220,797人37,481人17.0%35点
平成30年度213,993人33,360人15.6%37点
平成29年度209,354人32,644人15.6%35点
平成28年度198,463人30,589人15.4%35点
平成27年度194,926人30,028人15.4%31点
平成26年度192,029人33,670人17.5%32点
平成25年度186,304人28,470人15.3%33点
参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構

2022年(令和4年度)の試験結果詳細

試験日 10月16日(日)
申込者数283,856人
受験者数226,048人
受験率79.60%
合格点50問中36問以上
合格者38,525人
合格率17.00%
合格者の平均年齢36.5 歳
(男37.3歳:女35.2歳)

また統計では合格者の職業構成で一番多い不動産業が27.7%です。

2022年宅建試験合格者の職業構成の円グラフ不動産業 27.7%
金融業 12.4%
建設業 9.6%
他業種 27.6%
学生 10.8%
主婦 4.1%
その他 7.9%

試験会場での持ち物や服装の規定

受験会場に必ずしも時計があるとは限りません。

私は形4回受験していますが、どの会場にも時計がなくて腕時計を忘れて焦ったので持って行ってください。時計以外の機能の付いたスマートウォッチは使用不可です。

また会場では上着を椅子の後ろに掛けたりできず、机の横の床に置いたカバンの上に置くようになります。

カバンも床直置きになることが多いので簡単な敷物替わりになるものがあるといいですね。

服装に関しては、会場の立地や当日の気候によって随分違います。

私は一度寒さ対策で重ね着していったとき暑くて後半頭が働かなかったので、脱ぎ着が簡易に出来、調整しやすい恰好がベストです。

合格に向けた勉強法

宅建試験は国家資格の中でも比較的取りやすい試験です。

同じ不動産関連でも不動産鑑定士は偏差値70越の超難関試験ですが宅建士の標準偏差値は57~58程度と言われています。

ただ「簡単」と言っても合格率15%前後の相対試験なので、全員が受かるわけではありません。

さらに近年は同格基準点の高得点化が顕著で心してかからないと受かる試験ではなくなってきています。

受験に必要な書籍や参考書

受験に必要な参考書や問題集は自分がいいと思ったものに絞るのがおすすめです。

何度も繰り返して記憶の定着を図るのが効率的と言えます。

ただし古い参考書などは、法令が変わって内容が変更されていたり、足りなかったりすることが考えられるのでできれば最新の参考書をお勧めします。

過去問題を使った対策のポイント

過去問も何度も繰り返して覚えるぐらい解くのがポイントです。

できれば問題が単元別に分かれているものがおすすめです。

一度に同じような問題を複数解くことで自分の苦手な箇所や間違えるポイント、わかっていると思っていても出題方式で間違えてしまう問題形式の注意点など気づくことが多い為です。

通信教育や講座、模擬試験の活用方法

宅建試験は独学で受験する人も多い試験ですが、合格者の中の比率は15%だそうです。

これは受験者の中の2.25%という数字になります。

狭き門ですね~

合格者の中の85%は通学スクールや通信講座など何らかの講座を受けています。

年々難しくなっているといわれる試験なので合格率の高い信頼できる通信講座で勉強するのが一番の近道だと思います。

当ブログで一押しの講座はフォーサイト宅建講座です。

なんといっても業界№.1を誇る合格率なのでその教材に関しては折り紙付きです。

2023年宅建試験まとめ

宅建試験申し込みに向けた心の準備は整いましたか?

宅建試験の合格に必要な勉強時間は300時間と言われているので早ければ早いほど一日の勉強時間が少なくてすみます。

スタートダッシュで試験合格を目指しましょう!

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