人生100年時代が射程圏内の今、50歳なんて人生の折り返し地点です。
定年だって年々伸びていってるし70歳定年制度もすぐそこまで…というより、少子化で公的年金制度も崩壊しつつあることを考えれば、一生働く時代になっていくのかもしれません。
年功序列の終身雇用制度もなくなり、いつ仕事がなくなるのか不安。特に50代ともなると、若者に比べて体力はないのでかなり不利と感じてしまいます。
もし、一生食べていける仕事を探しているなら、専任業務のある国家資格を取って就職するのが最善策です。
この記事では50歳以上の女性が資格を取る際に注意すべき点やおすすめの資格を紹介します。
- 年齢に関係なく取れる国家資格
- 転職に活かせる資格
- 一生働ける仕事に就ける資格
将来に不安があって資格をとって役立てたい人は是非参考にしてくださいね。
アラフィフで未経験から不動産屋の正社員になり、さらに宅建取得で有利に転職成功しました。
- 宅建試験に4度目の挑戦42点で合格
- 賃貸不動産経営管理士は1度で合格
- 50代からの就職活動で不動産屋に就職
- 宅建資格で有利に転職
宅建試験は記憶力が落ちた中年でも、「やり方」さえ間違わなければ必ず受かります。
効率よく学ぶには映像講義が充実している通信教育がおすすめ!
当サイトおすすめナンバー1はコスパ抜群のスタディング。
\成功へのステップを今すぐチェック!/
50歳女性が一生食べていける資格3選
そんな中でも50代女性が取れる最強の資格を選びました。
女性社長が起業しやすい分野なので、これからますます期待できる資格で、本腰を入れてしっかり勉強すれば取れるものです。
宅地建物取引士
宅建士って、難関試験ではないのに専任業務があるため不動産事業では必ず必要な資格になります。
資格保持者だと優遇され、年配者でも比較的働きやすい仕事が多い。
宅建士の試験は毎年10月に実施され、合格率は約15%と難易度は中程度。
試験範囲は、不動産に関する法律や税制、土地の利用計画など幅広く、しっかりとした準備が求められます。試験対策としては、過去問を繰り返し解くことが効果的。
資格を取得すると、不動産会社での就職や転職に有利になるだけでなく、独立開業も視野に入れることができます。
住まいに関する仕事は、なくなることもない上に「賃貸不動産経営管理士」「管理業務主任者「マンション管理士」等の関連資格を合わせで取得すると、さらにキャリアの幅が広がります。
宅建士の試験は毎年10月に実施され、合格率は約15%と難易度は中程度です。
実際、私は宅地建物取引士と賃貸不動産経営管理士を取得しており、不動産会社や管理会社を設立することも可能です。
社会保険労務士
社会保険労務士(社労士)は、労働社会保険に関する法律に基づく書類の作成や提出、労務管理のコンサルティングなどを行う専門家です。
社労士の資格は、企業の人事・総務部門での需要が高く、特に法人を対象とした業務が多いため、安定した収入が期待できます。
社労士の試験は毎年8月に実施され、合格率は約6%と難易度は高め。
試験範囲は、労働基準法、社会保険法、労働安全衛生法などの法律に加え、一般常識や選択式問題も含まれます。短大卒以上の学歴が受験資格として必要で、合格には相当な勉強時間が必要です。
社労士としてのキャリアは、企業内の人事部門での就職や、社労士事務所での勤務が一般的ですが、独立開業も可能。
また社会保険労務士として就職した場合の一番のメリットは、仕事のクライアントが「法人」だということです。
法人相手だと安定しやすい理由は
- 契約期間が長く継続する
- 個人相手にするより単価が高い
- 契約顧問先や金融機関からの紹介で新たな顧客が獲得できる
圧倒的な安定と稼ぎやすさが手に入ります。
介護支援専門員(ケアマネジャー)
国家資格ではありませんが地方公共団体が行う公的資格で、受験要件に5年以上の実務経験や医療系の国家資格取得が必要となり、国家資格に準ずる資格と言えます。
介護支援専門員(ケアマネジャー)は、介護サービスの計画を立てる専門職で、介護保険制度の中核を担う存在です。
介護が必要な人々の相談に乗り、適切なサービスを提供するためのケアプランを作成するのが主な仕事。
試験範囲は介護保険制度や福祉に関する法律、介護技術などで、合格率は約20%。
試験は毎年10月に実施され、資格取得後は介護施設や在宅介護支援センターで働くことができます。
経験なしで直ぐに受験は出来ませんが、給料が低いと言われている介護関連の職の中では高給。
介護職の無資格者の平均月収は196,432円ですが、介護支援専門職員の平均月収は274,471円と8万円近くの差があります。
※参照(厚生労働省 / 介護人材の確保について)
さらに介護職は国の介護報酬改定で処遇改善手当が支給されるようになりました。
ケアマネに関しては2024年度から適応。
業務独占資格であり、第三者に在宅や施設でのケアマネジメント業務が行えるのは、ケアマネージャーだけです。
ケアマネジャーの仕事は、体力的な負担が少なく、むしろ経験と知識が求められるため50代以上のベテランが活躍しやすい職種。
給与面でも介護職の無資格者と比べて高給であり、業務独占資格であるため安定した仕事に就くことができます。
その他人気の資格
比較的年配の女性でも取りやすい資格で人気のある資格は
- 宅地建物取引士
- 登録販売者
- 介護福祉士
- 社会保険労務士
- ケアマネージャー
このほかにも、人気のある資格としてインテリアコーディネーターや医療事務も人気ですが、国家資格ではないので資格の権威性が低く未経験で就職に結びつくことが難しかったり、すでに飽和状態で就職の決め手とならないなど、仕事に結びつけて考えるのは合理的でないでしょう。
資格の一覧表
資格名\項目 | 受験要件 | 専任業務 | 独立開業 | 国家資格 | 仕事内容 |
登録販売者 | 誰でもOK | 2年以上の 実務経験 | 県認定 | 第二類・第三類医薬品の販売 | |
介護支援専門員 (ケアマネジャー) | ①特定の資格保有 5年以上の実務経験 ②相談援助業務に通算5年以上 | 県認定 | ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整 | ||
宅地建物取引士 | 誰でもOK 登録は2年の実務 or講習 | 不動産の売買や賃貸の仲介 | |||
社会保険労務士 | ①短大卒以上 ②3年以上の実務 ③厚労大臣認可の 国家資格合格者 | 社会保険や年金、労働管理を扱う人事や労務のエキスパート | |||
医療事務・ 調剤薬局事務 | 誰でもOK | 医療機関での受付や会計、 レセプト(診療報酬明細書) 作成 | |||
ファイナンシャル プランナー FP技能士 | 誰でもOK 認定講座の受講 | ライフプランの設計を行うお金の専門家 *注:AFP,CFPは民間資格 | |||
医療事務・ 調剤薬局事務 | 誰でもOK | 医療機関での受付や会計、 レセプト(診療報酬明細書) 作成 | |||
インテリア コーディネーター | 誰でもOK | インテリア コーディネーター、設計補助 アドバイスなど |
*難易度はユーキャン参照 >>
医師や弁護士資格は最強ですが、現実味に欠けるので省略
国家資格化した2つの注目資格
日本も街中に外国人労働者をよく見かけるようになりましたね。
私の住んでいる四国の地方都市でも見かけない日はないぐらいなので、本当に増えてきていると感じます。
そんな時代の変化に基づき2024年から国家資格化された注目の資格が「日本語教師」です。
そしてちうう目すべき試験としてもう一つ、宅建の国家資格化(正確には都道府県資格)の後に近年国家資格化したのが「賃貸不動産経営管理士」です。
日本語教師
少子高齢化が進む日本では、日本語を学びたい外国人が増加しており、日本語教師としての需要が高まっています。
国家資格化により、専門的な知識と技術を持つプロフェッショナルとしての信頼性が向上し、就職やキャリアアップのチャンスが広がります。
日本語教師の試験は、文法や語彙、教え方の技術、異文化の理解などを含む総合的な内容。
資格取得後は、日本国内の日本語学校や外国人向けの日本語クラスで教えることができるほか、海外の日本語教育機関やオンラインでの指導も可能です。
特に50代女性にとって、体力的な負担が少なく、教育に喜びを見出せる魅力的な職種です。
賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士は、近年国家資格化され、不動産業界で注目されている資格。
この資格は、賃貸物件の管理や運営に関する専門知識を持つプロフェッショナルとして、不動産オーナーや管理会社からの信頼が高いです。
試験は毎年実施され、合格率は約30%で、宅地建物取引士に比べてやや易しいとされています。
試験範囲は、賃貸借契約や建物管理に関する法律、不動産管理の実務など。
資格取得後は、賃貸不動産の管理会社や不動産オーナーの代理人として活躍でき、将来的には独立して管理業務を請け負うことも可能です。
賃貸不動産経営管理士の資格は、宅地建物取引士と併せて取得することで、キャリアの幅が広がり、不動産業界での信頼性がさらに向上します。
賃貸物件の管理運営に関する深い知識とスキルを持つことで、長期的なキャリア形成が期待できるでしょう。
50代女性におすすめ資格の絶対的条件
高度成長期の日本の定年は55歳。平均寿命も1950年に男58歳、女61.5歳だったのが1980年には男73.35歳、女78.76歳と伸びました。
これに伴い定年も延長されてきました。
今後70歳定年制の時代が来るとも言われています。
世界保健機関から発表された2019年の国別平均寿命で日本は男81.5歳、女86.9歳。
そんな中で50代の女性でもちょっと背伸びすれば取れる資格の条件をあげていきます。
未経験でも受験可能
多くの国家資格では、一定の実務経験が受験資格として求められます。
しかし、50代で新たに資格を取得する場合、未経験でも受験できる資格を選ぶことが重要。
未経験者でも受験可能な資格であれば、新しい分野への挑戦がしやすくなります。
未経験でもよいもの、未経験だけど講習などで補えるものを中心に考えたいですね。
難易度が高すぎない
記憶力や集中力が若い頃に比べて低下している場合もあるため、難易度が高すぎない資格を選ぶことが大切です。
試験の合格率が極端に低い資格は避け、適度な難易度でありながらも、しっかりと勉強すれば合格できる資格を選びましょう。
専任業務がある資格
専任業務のある国家資格は最強。
専任業務がある資格は、業務を行うために一定の人数の資格保持者を配置する必要があるため、需要が安定しています。
例えば、宅地建物取引士や社会保険労務士など、専任業務が法律で義務付けられている資格は、就職先や仕事の安定性が抜群なんですね。
資格で開業できる
資格を持っていると開業出来ると最強ですよね。
資格を取得することで独立開業が可能なものは、自分のペースで仕事ができ、定年に縛られずに長く働ける点が魅力です。
自営業としての道が開ける資格は、将来的な自由度が高く、長期的なキャリア形成に役立ちます。
長く続けられる職種
体力に負担がかからず、経験や知識が重視される職種を選ぶことが重要。
特に50代以降は無理なく続けられる仕事を選ぶことで長期間にわたって安定できる、例えば、日本語教師やケアマネジャーのように年齢や経験が価値となる職種が適しています。
これらの条件を満たす資格を選ぶことで、50代の女性でも新しいキャリアに挑戦しやすくなりますね。
長期的に安定した仕事を見つけるために、自分に合った資格を探してみてください。
まとめ
せっかく資格を取りたいと思って調べてるのであれば「転職に役立つ国家資格」の取得したほうがお得です。
たまに見かける履歴書の飾りにもならないような資格を、山ほど持っていても何の得も有りません。
当ブログで一押しの宅建は難易度的にも取りやすく就活時にも役立ちます。
宅建士は資格取得後、転職を考えている人にもおすすめの資格です。