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実は間違ってる?!「不動産業界やめとけ」敬遠される理由とその対処法

不動産業界ってブラックだからやめたほうがいいって言われてますよね。

でもそれって誰が言ってるの??

現実にとても楽しく働いている人も多くいるのです。

不動産業界は未経験でも活躍できる転職組にも有難い職種の一つです。

私も未経験からの転職組です。最初に思っていた「不動産業界のイメージ」は最悪だったけど、中から見ると意外と普通でした。

今回は不動産屋の中の人として、不動産屋の実態と対処法などをまとめてみました。

タップできる目次

「不動産業界はやめておけ」は万人には当てはまらない

過去の経験談や悩み相談で「不動産業界はやめたほうがいいです。」という答えが見られるので給料の良さや待遇の良さに惹かれてもちょっとためらいますよね。

でも、大丈夫!不動産会社も普通の会社と一緒です。

きちんと自分に合ったところへ転職すれば問題ありません。

自分の転職しようとしている会社の評判は「転職会議」などの口コミサイトで無料でみることが出来るので有効活用しましょう!

不動産業界が嫌がられる11の理由

ブラック企業の代表のように言われ不動産業界。

嫌われて敬遠されるのは「悪いイメージ」が先行しているのも大きな要因の一つです。

分かりやすい例で言えば時代劇に出てくる「お代官様」と「越後屋」

両者ともイメージ悪すぎてどうしても善人には見えません。

善人に見える時は「裏」があると思ってしまいますよね💦

不動産業界ってまさに「お代官様と越後屋」のような悪のイメージを覆せない立ち位置なんですね。

具体的にやめとけと言われている理由をあげていきます。

会社のガラが悪い・反社的なイメージ

テレビドラマの見過ぎでしょうか?

反社の人達が経営してるイメージが強いですよね💦

しかもバブルの頃に暗躍した「地上げ屋」や某大手不動産会社も騙された「地面師」など、不動産界隈には何とも胡散臭い人が多いという印象です。

疑わしい会社も確かにあります。おかしい場合はすぐ気が付くと思いますが、残念ながら給料の良さだけにつられて就職してしまう人もいます。

疑わしい場合は給料などの待遇面が良くても断る勇気を持てれば問題ないでしょう。

仕事上の営業ノルマが厳しい

営業ノルマが強烈に厳しいイメージも有りますよね。

不動産業界に限らず営業職にノルマはつきものです。

特にデベロッパー系の不動産会社やサブリース建築型の会社では、厳しいノルマで脱落者が多いですね。昔の伝統的な営業スタイルを未だに実行していて、根性でなんでも解決すると思っている上司がいると最悪です。

バブル崩壊前までは当たり前な感じでしたが、今では時代遅れも甚だしいですよね。

向き不向きもあると思いますが、ノルマなど競争が苦手なら営業職はやめておきましょう。

不動産業に限らず自分の適性を考えて営業職は選ばない方が良いでしょう。

自分で営業は不得手と思ってる人でも営業成績が良い場合も有りますよ。
成功するのは「顧客の利益」を考えることが出来る人!

飛び込み営業がきつい

太陽にほえろバリに「足で稼ぐ」なんて犯人捜しの刑事じゃあるまいし・・・
行き当たりばったりでの営業はホントに疲れます。

営業には大きく分けて

  • 飛び込み営業
  • ルートセールス
  • 反響営業

と3種類の方法があります。

会社によっても手法はそれぞれ違うのですが、不動産の営業がきついと言われるのは売買の営業のことです。

一番きついのが「飛び込み営業」と言われるアポなしで初対面のお客相手にセールスする方法。
もちろん断られることが多い為、数をこなすことが重要視され相当の体力・精神力が必要です。

賃貸部門は、広告に対する反響営業や来店者に営業するので、売買に比べてハードルは低く精神は落ち着く。

賃貸営業は営業より物販に近いので、初心者でもやり易いですね。

体育会系の社風でパワハラは日常茶飯事

かつての体育会系のノリで先輩後輩の秩序が守られ、思ったことを口に出来ない。

上司の意にそぐわないと左遷や降格、給料査定にも響く。

建築営業系の某ハウスメーカーやサブリースがお得意の会社などで多い印象。

これは上司次第なので一概にどことは言えないんですね。

一部上場している大手企業などが「体育会系」でよく噂になっていました。

新卒で終活時に企業のOB訪問をして話を聞くことが出来ればいいですが、出来ないなら口コミサイトを利用して情報を集めるのが良いですね。


特に無料で登録できて細かな情報が手に入る「転職会議」はおすすめです。

たくさん口コミを見るために自社での経験も情報提供するのですが、助け合いの精神で内部事情が細かくわかりますよ。

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誰にも忖度してない意見が豊富なので大いに参考になります。

平日休みの日も仕事の電話がくる

夜間や休日にも顧客からの電話がかかってきて対応したり、呼び出されたりで休日でもゆっくりと休まらないことがある。

不動産屋は基本的にはサービス業なので土日祝が出勤の会社がほとんどです。

仕事のオンオフがしっかりできるかどうかは自分次第な面も有ります。

何でも抱え込まず、プライベートと仕事は切り離して考える癖をつけるのがミソ。

顧客にプライベートの携帯を教えるなんてもっての外です。
ほんと、後でうざったいのなんの…

携帯電話は会社で支給してもらうか、会社で支給が無ければ自腹で用意してでも公私で分けた方が良いですね。

携帯の支給がなかった為、私も自分の携帯を教えてました。

ラインだと写真も送れるし、相手の既読状況もわかりやすいので重宝してました!

が、でもそれって大失敗!!

その会社辞めて2年以上経ちますが、未だに問い合わせなんかがちょくちょくあります💦

給料が不安定

営業社員は「基本給+歩合」のところが多く、基本給もそれほど高くはない印象です。

契約が取れなければ給料は低いです。

中にはフルコミッションで基本給0の請負型で仕事依頼している会社も有ります。

歩合が影響してくるのは売買の営業が主で、賃貸では歩合制を取り入れていても売買程極端な給料体系ではありません。

多く稼ぎたいなら多少のリスクを伴う売買、安定を選ぶなら賃貸や管理を選ぶ方が得策と言えます。

残業が多い

昼間は営業で外出していることが多い営業職も、社に戻って書類の作成やホームページの情報更新で遅くまで働いている。

残業手当のつかない仕事が多いなど。

残っていれば残業と言われますが、何もせずにダラダラと居残りしている人もいます。

こういう人が残業手当貰うのは理不尽だと思います。

時間や残業については昨今は業界内でも改善しています

残業手当の有無や会社全体の残業時間などは面接時にきちんと聞いておきましょう。

夜遅くにチラシ配りや物件の誘導看板つけたりしている
営業さんがいました。

クレームが多く対応が大変

賃貸や売買ともに物件のクレームの他、建築にまつわるクレームや近隣住民からのクレームなど四方八方から電話がかかってくることもあり対応だけで疲弊してしまいます。

特に取り扱いの物件が増える賃貸や管理では多いです。

ただクレームも小さなものが多いので、チーム一丸で改善を図り、減らすことが出来る分野です。

ちょっと厄介なのが売買に関するクレームです。

物件数は少ないながら取り扱い金額が大きい為、ちょっとしたミスが重大な問題につながることも有ります。

慣れるまで大変ですが、何事も注意深く確認をおろそかにしないことで件数は減らせます。

チェックリストを上手に活用して取りこぼしを無くしましょう!

客の質が悪い

クレーマーは特に物件管理をしている不動産屋ではよく現れます。

物件の入居審査では収入面を主に審査しているだけなので人間の素質まで分らず、大変な人が入居してくる場合も有るの避けられません。

契約前に何となく勘付く場合も有りますが、特に他社客付け(自社管理物件に他社が入居者を斡旋する場合)などは要注意です。

契約も紹介の不動産屋でやる事が多い為、一度も会うことなく入居が決まってしまうなど、後でわかってびっくりすることも💦

しかしながら、何年か経験していると驚くほど「勘」が働くようになります。

時には強い態度も必要です。

一人では精神的にきつくなるので周りに相談して解決を図りましょう。

クレーム放置が一番ダメです。

仕事内容が複雑でやる事が多い

会社の体制にもよりますが「営業は家を売ればいい」「部屋を案内するだけでいい」ではないことが多いです。

分業制の取り入れられた大手企業ではやることの範囲は決まっていますが、多くの中小企業では自分でこなすのが基本です。

賃貸を例にとってみると

  • 家主等へのヒアリング・取材
  • 物件情報の広告掲載
  • 営業(反響客への対応)
  • 内見
  • 各種手続き(保証会社審査、家主へ連絡)
  • 契約書作成
  • 契約日調整
  • 物件最終確認(鍵預かり)
  • 契約、入金確認、鍵引き渡し

これらを全部一人でやると結構時間もかかります。

売買の場合だと役所への確認や調査など、契約の調整も含めて多忙を極めます。

自分一人でやる場合は「作業の仕組み化」が効率を左右します。

ゆっくりでも慌てずに確実に片付けていくことで慣れると早くできるようになります。

又、自分で「宅地建物取引士」の資格を持っていると、すべてのことができるようになるので、効率がグンと良くなり就職にも断然有利!

しかも宅建試験は国家資格でありながら受験条件がなく、自分に合った勉強が出来れば合格を狙いやすい資格なんです。

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資格手当もつくので取得すると良いことづくめだよ。

幅広い知識が必要

不動産に関する知識の他、建築に関する知識や、関連法律など1件の物件を売るために幅広い知識が必要になります。

不動産は取り扱う金額も大きい為、うかつなことは言えません。

でも、全部覚えてなくても、調べて解りさえすればいいんです。

覚えることは多くても出来ることが増えると楽しくなってきますよ。

宅地建物取引士など資格の勉強をして知識を増やすと一石二鳥です。

不動産業界の良いところ

たくさん嫌なところをあげていますが、全部が全部当てはまるわけではありません。

受取り手の感じ方次第ではないのかな?って思います。

イメージだけに振り回されてしまうのはもったいないですね。

どちらかというと不動産業って自由度が高いので、自分で考えて行動したい人にも向いていると言えます。

お客様に感謝されることが多い仕事です。

又資格取得で開業できることなども将来的な安心が得られます。

  • 給料が高い
  • 初心者でも働きやすい
  • 自由度が高い
  • 幅広い知識が得られる
  • お客様に感謝される
  • 資格取得すれば開業できる

自主的に動ける人には持って来い!これらはほんとに魅力的です。

不動産業界がおすすめな人

不動産業界には大きな誤解もありイメージが悪いことも分りましたね。

そんな不動産業界ですが、もちろん向き不向きがあります。具体的に不動産業界が向いている人と向いてない人上げてみます。

向いている人向いてない人
コミュニケーション能力が高い
頑張り屋
話を聞ける
長期的な視点が持てる
チームワークを大事にできる
短期的な視点しか持てない人
コミュニケーション能力が低い
情報整理や書類作成が苦手
変化に対応する柔軟性がない人
責任感が低い人

これはほんの一例です。これらの特徴に当てはまっていても必ずしも不動産業界に適してないとは限りません。

コミュニケーション能力が高い人

不動産業界は、人と人とのやりとりが多く、取引には信頼関係が重要です。そのため、人とのコミュニケーション能力が高い人は、不動産業界で活躍するための重要なスキルとなります。

頑張り屋である人

不動産業界は、売り上げや成果が直接的に収入に繋がります。そのため、頑張り屋である人は、努力や成果が報われる環境で自己成長できる可能性が高いです。

人のニーズを理解し、解決策を提供することが得意な人

不動産業界では、お客様のニーズや課題に対して、適切な解決策を提供することが重要です。そのため、人のニーズを理解する力や、適切な提案をする能力が求められます。

長期的な視点を持てる人

不動産業界は、取引に時間がかかることが多く、長期的な視点を持って取り組む必要があります。そのため、長期的な視点を持って業務に取り組める人は、不動産業界での活躍が期待できます。

チームワークを大切にできる人

不動産業界は、取引に時間がかかることが多く、長期的な視点を持って取り組む必要があります。そのため、長期的な視点を持って業務に取り組める人は、不動産業界での活躍が期待できます。

未経験の女性にもおすすめな賃貸不動産屋

50代の未経験女性なら、スーパーのレジ係や飲食店、コンビニの店員などに比べるとお給料はいいし体力的にも楽です。

ましてや未経験で雇ってもらえて自分次第で知識も身につく業種なんてそうそうないと思います。

適度に刺激があってやりがいのある仕事なので充実した生活が送れるのではないでしょうか。

ただし、給料泥棒的にいればお金になると思ってるのならおすすめは出来ません。

おすすめ出来るのは、人に言われずとも自分の頭で考えて動ける人。

売買に比べて賃貸は簡単で誰でもできる?

売買やってるBさんから「賃貸は誰でもできる」と見下されたような発言をされたことがあります。

Bさんは売買は難しいと取り扱いの金額だけで判断していたようです。

ある時期Bさんが賃貸部門を手伝うようになった時に成約が取れず根をあげていました。

いい加減な感じで接客していたので成約が全く取れなかったのです。

適当さを見透かされて客に逃げられてしまうのは当たり前です。

覚えることの多さや金額の大きいものを売るという責任で言えば売買は難しいと言えますが、営業の基本は同じです。

お客様の立場を十分理解して営業できなければ成約はあり得ません。

そして賃貸のお客様から「家を売る」相談を受けたり「マンション購入」のお手伝いなどを経験することもあるので、不動産業界が初めてなら賃貸で仕事を覚えて徐々に売買をしていくのが自然な流れのように思えます。

同じ住まいを扱う仕事で共通点も多いのでどちらもやれると良いですね。

不動産業界の将来性はどう?

全産業に占める不動産業の従業員数の比率は2017年度で2.7%人数にして133.7万人にも上ります。
(出典:財務総合政策研究所「法人企業統計調査」)

国勢調査の「不動産業の就業者の年齢構成図」を見ると、60歳以上の占める割合は2015年時点で46%、10年後の2025年には63.6%になります。

この先AIがもっと発達してバーチャル内見や物件管理が増えたとしても、人力が必要になる場面は容易に想像できます。

そして住まいに関して仕事がなくなる事はなく将来的にも安定した職業と考えられるのです。

まとめ

俳優の山下智久さん、そうあの山Pさんが主演した「正直不動産」ってご覧になりましたか?

少し大げさでかけ離れた部分もドラマなのでありとして、大まかにはあのラインです。

残念ながら我社にあんなイケメンはいませんでしたが!

未経験でも不動産業界に興味があるなら転職はおすすめです。

「やめとけ」って言ってる人の言葉を鵜呑みにしないで、どうしてその人はそう言ってるのか考えてみてね。

悪いと言われていることも情報の先歩きで、ごっちゃになってる場合も十分あり得ます!

また不安があるなら、しっかりとその会社の口コミをリサーチして転職するとよいですね。

そして年配の方でも即戦力になれる業界なので40代、50代の転職にはもってこいだと思います。

不動産業界に転職は良い選択肢の一つだと思います。

私が未経験から不動産の営業で働いた入社後のメリットデメリットを書いた記事も参考にしてくださいね。

>不動産賃貸の仕事内容を詳しく解説!入社後のメリットデメリットや疑問点にもお答えします

>宅建が役に立たない資格と言われるのはなぜ?不動産会社勤務の宅建士が感じた本音

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